「日常と映画の関係」で記事にする前のおぼえがき的映画第一印象メモ。


by callingu2
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カテゴリ:ラブコメディ( 3 )

おしゃれラブコメになりえない、なんとも言えんタイトル。
主演がジェニファー・アニストンだし、B級感がたっぷり。

ところが、さりげなくケビン・コスナーなんていう大物が出てたり、
シャーリー・マクレーンやミーナ・スヴァーリなんていう面白キャラも出てて結構注目。

それにしても、シャーリー・マクレーンって
ちょっといじわるでイッちゃってる婆さんやらせると右に出るものがない。
かつてはコケティッシュでキュートな人気女優だったわけだけど、
その見る影なしがすごい。

それにしても、ミーナ・スヴァーリって
「アメリカン・ビューティ」以降、姿を見なかった気がしたんだけど、
本作で「あ、ミーナ・スヴァーリだ!」って思ったくらいなので
彼女の「アメリカン・ビューティ」における存在感は立派なものだったんだろうと思う。
あいかわらずブロンドのお馬鹿なカワイ子ちゃん役で、
あのロリロリな顔立ちがそんな役ばっかり引き寄せることに
本人は一番不満をもっているに違いない。
そんな彼女も、もう29歳だそうです。時の流れは速いね。
本作のミーナは、「アメリカン・ビューティ」のときより
華奢でスタイルよく見えてかわいかった。

で、監督はなにげにロブ・ライナーだったりして。
この、イマイチな脚本をそれなりにまとめたあんたはエライ。

まずですね。
たとえば、「結婚したら人生終わり」っていう発想。

これ、本気で思っている女性ってそんな多いのでしょうかね?
世の中、晩婚化が進んでいて、それが問題視されたりもしていますが、
そこでよく、結婚に夢をもてない人が増えているとか、
独身が楽しすぎて結婚しない傾向とか、
んなことが言われてるんですが。

でも、晩婚化現象に加担しちゃってる負け犬の私に言わせてみれば、
それ、どこ情報?って思う。
全然リアリティないし。
よくある「テレビゲームが殺人犯を作る」みたいな安直さに近い。

世の未婚女性の99%は結婚したいって思ってますよ。
ただ、結婚に対して妥協できる女性が昔に比べて減っただけ。
それは独身が楽しすぎるからじゃなく、
結婚したら人生おしまいと思うからでもなく、
「どんなにイマイチな相手でも、結婚しないより結婚した方がまし」という
従来の女性にあった観念が絶滅しかけてるから。

だと思う。私は。

結婚に夢をもてない人が増えたんじゃなく
逆に、結婚に夢をもちすぎる人が増えた、という方が正しい。
死活問題に近い経済的理由のために結婚しなくてもいい世の中になったからこそ、
経済的なもの以外への期待が高まる、
あるいは、人によってはさらなる経済的メリットを求めるわけで。

昔の人はきっと、結婚に夢なんかもってなくて、もつだけ無駄だったんだと思う。
篤姫もそうじゃないですか。
うちのおばあちゃんもはっきりそう言ってたし。

今は、女も結婚しなくたって、なんとか生きてく手段があるからね。

で、この映画でよかったなと思ったのは、
結婚の対極に「燃えるような恋愛」をもってきていること。

そう、つまり、
「燃えるような恋愛=真実の愛=結婚」という、
いかにも現代の未婚男女が陥りがちな発想に疑問を投げかけている点。

映画って、大体そうじゃないですか。
いつも「燃えるような恋愛」が「平和な結婚」をぶちこわす。

あらゆる映画や、あらゆるテレビドラマが安直に真似しちゃっている、
結婚式中の教会の扉を叩く「エレーイン!」というやつ。

私、昔から映画「卒業」には白けちゃう、
というか、あの映画自体はいいんだけど、
「あー、これこそ若気の至りだなー」って思っちゃうところがあって。
燃えるような恋愛の顛末、たぶん、あのふたりは破局するんだろうな、と思う私。

で、きっと、そう思ってる人は意外といるんでしょうね。
だから、この「迷い婚」という作品が生まれた。

映画「卒業」のその後、という設定なんですね、これ。
厳密に言うと違うけど。まあ、そういうこと。

で、真実の愛っていうのはそういうもんじゃないんだよ、と。

あのねえ。わたしねえ。
三十路過ぎて、最近、すっごいこれよく分かるようになったから。

私には、燃えるような恋愛なんて、もう必要ないです。
そんなもんいらん。

本作内では、「人生は築くものだ」というコメント。
「何をするかではなく、誰とするかが大事」、
「結婚は親友とするのが一番いい」とも。

ロブ・ライナーは昔からそういう作品が多いかも。

「恋人たちの予感」では、まさに親友どうしが結婚に至るまでを描き、
「ストーリー・オブ・ラブ」では、恋愛の末に結婚した夫婦が倦怠期を迎え離婚を話し合う過程を描き、
いずれも、最後に、当たり前の日常の大切さに気づく、的な。

まあ、本作の出来は、やっぱりB級的なんだけど。

近頃のロブ・ライナー作品は、見る気にさえならないものが多かったけど、
ただいま公開中の最新作が見たくなりましたね。

「最高の人生の見つけ方」、モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソン、
こっちは佳作の匂いがするじゃなーい?
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by callingu2 | 2008-05-13 14:39 | ラブコメディ

ラブソングができるまで

阿部寛も結婚したことだし、ヒュー・グラントもぼちぼち年貢を納めてはどうか、
・・・などと思う今日この頃。

「ラブソングができるまで」は、
ちと食傷気味ぎみな、ヒュー・グラントとアメリカ女性のラブコメディ。

思えば、「ノッティングヒルの恋人」あたりが最高でしたな、彼。

「ラブ・アクチュアリー」もよかったしね、
「フォー・ウェディング」もよかった。

けれども、
このところは、「ブリジット・ジョーンズの日記」以降の、ダメダメキャラが板につきまくり。
(それにしても、私、1999年以降の彼の出演作品、全部観てるな)

そのパターンを踏んで、本作でも
かつてはスター、今は落ちぶれたロック歌手、という役回り。

相手役は、ドリュー・バリモア。
こちらもお得意、ちょっと不思議な天真爛漫キャラ。

話の筋も、ディティールも、映画を観る前から予想できる。
その分、安心できるってことかもしれないけど、
私はもういいかなー。ちょい飽きた。

それでも、この手のラブコメは、いくらでもいくらでも再生産されるわけで。
このジャンルで、新たな価値を発揮するのは、なかなか難しいことだと思う。

その点、「ホリデイ」の出来がよかったってことかも。
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by callingu2 | 2008-04-09 22:59 | ラブコメディ

ホリデイ

キャメロン・ディアスって老けたよなー、とか。
ケイト・ウィンスレットの骨格のたくましさってどうよ、とか。

キャメロン35歳、ケイト32歳。

外人だとピンときにくいんだけど、ばっちり同年代です。
アンジェリーナ・ジョリーとかドリュー・バリモアも同い年だしね。
白人は大体老けて見えますが。

まあ、そんな同年代。

「ホリデイ」は、いかにも同年代的乙女心を描くラブコメです。
つまり共感を禁じえず。

ストーリーは、ともに30代のイギリス人女性とアメリカ人女性がそれぞれ失恋し、
傷心を癒すための気分転換に、
お互いの家を交換してホリデイを過ごそうということにする、という。
インターネットで知り合ってお互いの顔は知らないまま、
ロンドン郊外の田舎のコテージと、ビバリーヒルズの豪邸を2週間交換。

映画では、2人それぞれのホリデイが並行して描かれていきます。
キャメロンはケイトの兄役であるジュード・ロウと恋におち、
ケイトはキャメロンの元カレの友人役であるジャック・ブラックと恋におち。

どっちかっていうと、キャメロン+ジュードはラブストーリー的要素が強く、
ケイト+ジャックは友情ストーリー的要素が強いんだけど
もちろん最後はハッピーエンド。
これを言ってもネタバレにさえならないほど、お決まりの展開。

断然キャメロンがかわいいし、ジュードが男前なんだけど、
個人的には、ケイトのエピソードに共感しまくり。

どんな国にも、どんな世界にも、
ろくでもない男は生息している。

いや、本当に、ろくでもない。
本気で地獄に落ちろ、と思うような。

そして、大いなる真実は、
失恋の傷を癒すのは、結局、新しい恋しかないのだ!
ということで。
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by callingu2 | 2008-04-07 00:32 | ラブコメディ