「日常と映画の関係」で記事にする前のおぼえがき的映画第一印象メモ。


by callingu2
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カテゴリ:ラブストーリー( 10 )

サヨナライツカ

意外とよかった。
前評判悪くて心配してたけど。

あれは原作が好きな人にはアリだと思う。

評価が低い人の意見は、だいたいストーリーへの拒絶感みたいだし。

確かにテーマがインモラルだから、だめな人にはだめでしょう。

でも、それなりの恋愛経験のある大人には、分かる心理だと思うなあ…

そういうことがあるんだってば。現実は。


映画は、前半は結構ぐっと来た。
冷静になれば現実感はないけど、豊の心理を具現化した映像表現はことごとくよかった。

特に空港の別れのシーンはいいね。

冷たく当たった沓子が切なく去って、90度回転して光子登場。
光子抱きしめて泣き出す豊。
「どうしたの?」と光子。

いいです。とても。

あと、原作にはない沓子と光子の対決シーン。

腹すえまくりの光子の必死さ、
追いつめられた沓子の狼狽、

あれも、意外とよかった。

光子がすべてを知っているという設定は、物語全体の意味づけをだいぶ変えてしまうんだけど。


後半パートは余計なシーンが多くて、ちょっと残念な感じだった。

ウェディングドレスとかいらないと思う。

原作と同じように淡々としてほしかった。



日常と映画の関係の方でも記事にしました。
後悔という罰-サヨナライツカ-
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by callingu2 | 2010-01-24 11:27 | ラブストーリー

(500)日のサマー

(500)日のサマー、よかった。

わたしごのみだった。

わたしごのみだったというのは、つまりリアルだったってこと。

恋がかなって有頂天になったり、
右も左も後ろも前も何も見えなくなったり、
いやな予感を見て見ないふりしたり、
失恋でぼろぼろになったり、
相手を憎んだり、恨んだり、
ふて寝したり、当り散らしたり、
絶望したり、たくさん壊したり、
そして、ある日、歩き出したり。

そういう恋のすべてがリアルだと思ったし、

同時に、

愛なんて信じないと言い切った人が、
運命らしきものに出逢って、またたく間に結婚したり、
今までの全部をあっさり「ただ違っていた」と言いのけて、
目の前の全部を全肯定してみたり、

そして、
結局それは、偶然でしかなかったり。

そういう恋のすべてがリアルだと思った。

そして、顔を上げて歩き始めてようやく、新しい恋が訪れたり。

ある恋の終わりの日は、別の恋の始まりの日。

そういう可笑しさと切なさが、
わたしごのみだった。


音楽もよかったし、画もよかった。

主人公が「映画も歌も嘘だらけだ!」と怒鳴り散らすシーンがあるんだけど、
それは、作者の言葉じゃないかな。

キレイごとだらけのラブストーリーは、
最高で最悪な恋を終えたばかりの人間には酷だ。

きっと、作者もそういう経験をしたのでしょう。

恋をする。
恋に傷つく。
それで気がつく。
成長する。

そういうことなんじゃないか、と思わせる。



日常と映画の関係でも記事にしました。
心の準備-(500)日のサマー-
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by callingu2 | 2010-01-15 00:28 | ラブストーリー

波の数だけ抱きしめて

ホイチョイムービーの存在はもちろん知っていたけど、
観たことはなかったのです。

どうせバブル期のアイドル映画でしょ?的な先入観で。

で、今回はじめて、実家にてWOWOWで観ました。

織田裕二、中山美穂、松下由樹、別所哲也・・・が、20代前半の頃に出演。

・・・若い!
とくに松下由樹!

で、結構よかったです。
見くびってました。

話は単純といえば単純だし、中途半端に現実のディティールが多いし、
いかにもバブリーな感じもするし、
細かいところのセンスは、決して好きではないんだけど、
気持ちいいほど爽やかなセイシュンものってかんじで。

中山美穂はともかく、織田裕二や松下由樹は、
さすがにその後実力派として成長していくだけあって、
演技も見ごたえ十分。

恋心ってなんだったかなーと思い出す感じがしました。

それにしても、女性たちの色が黒すぎ。
美人台無し。

こんな時代だったんだなー!
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by callingu2 | 2009-05-09 00:53 | ラブストーリー

恋空

えー?あり?あり?こんなのあり?

とんでもなくつまらない。

おそろしくくだらない。


なんじゃこれ?


「セカチュー」がすごい名作に思えてくるほど、「恋空」はひどい。
ガッキーがかわいいとかなんとか、そういうことも、
なんの役にも立たないほどひどい。

ちなみに、ポッキーのCMで新垣結衣を見たとき、
スーパーかわいい!と思ったけど、最近は特にそう思わない。

ポッキーの元気イメージ、ハキハキイメージに対して、
実際のあのコ、あまりにぼんやりしてるというか・・・
あんまし笑わないし。

しゃべり方とか、ちょっとおバカさん?と思ってしまう。
いわゆる、「おバカタレント」のような明るさや屈託のなさはなく、
常識がないという意味じゃなく本気で頭の回転が鈍い子っぽい。
ミステリアスなキャラにもってきたいのかな?と感じるような
センター分けの洗いざらしロングヘア(蒼井優風)も、
ポッキーなベイベーからはかけ離れて、魅力大幅減。

かなり残念な感じで、もはや、ガッキーはまったくかわいいと思えない。

むしろ、今のポッキーガールの子は、
CMでは「ん?」と思うモンキーフェイスで
ガッキーからだいぶ落ちたなと思ったのだけど、
新しいドラマに、ハジけたニコニコキャラで登場してて
「おお、なんかいいじゃん」と思った。

とかなんとか、話がずれまくったけど、「恋空」はとにかくやばい、と。

ただ、「ケータイ小説のNO1ヒット作を映画化」とのことなので
原作はそれなりによくて、映画が悪いだけなのかとも思い、
ネットで原作探してちょっと読んでみたんだけど・・・


・・・・絶句。


映画は、むしろがんばってた。最大限がんばった。


原作が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キケン!!!


なんじゃこりゃ?これ、小説?

話が韓国ドラマ以上に悲劇満載のありえない展開だというのは、百歩譲る。
非常に閉じられた世界が描かれているということも、ターゲットが高校生であることを思えば、
まあ、しかたない。

が。

なにより。


文章がキケン。



稚拙を通り越して、日本語としておかしく、
誤字脱字だらけで、読みづらく、ひとりよがりで、
表現に乏しく、矛盾だらけ。

もう、本当に、ひどい。
いいところが一切ない。

下手とか面白くないとかのレベルじゃないよ。
日本語レベルが低すぎる文章。
人が読むための文章じゃない。

なんで?
なんでこれがヒットしちゃうの?
なんでこれが書籍化されたり、映画化されちゃうの?

こんなものを読んで、小説読んだと言っている中高生諸君、
本当に、あなたたちやばいです。

こんなんなら、漫画とか雑誌とか少女小説とか読む方がずっといい。

せめて、プロが書いたものを読め。



流行を否定もしませんし、
高校生がこのトンデモ話に「泣け」てしまう感性も理解しましょう。


ケータイ小説が悪いとも言いません。
ケータイで読めばいいと思います。

軽くて、若くて、ベタな話、まーそれもいい。

でもせめて、ほんとに面白いものも読もうよ。
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by callingu2 | 2009-01-16 11:41 | ラブストーリー

海でのはなし。

うーん。

映画としては、正直きつい。


学生の習作みたいだなあ、と。

出演者が異様に豪華であることを除けば。



どうやら、もともとWEBムービーだったらしく。

だとすると納得。

WEBムービーっぽいもん。すごく。



脚本に、大きすぎる矛盾があって、

その違和感がぬぐえず、しらけてしまう。

そのことに書いている本人が気づいていないわけないと思うので、

たぶん、いろんな大人の事情でそうなったんだろうと慮る。



これは、映画じゃないから。

クリエイターが作りたいものを作ったんじゃなく、

クライアントが求めるものを作ったんだろうと。



大宮エリー。

面識はないものの同級生なんで、他人と思えないんだけど、

この作品は彼女のカラーじゃない気もするし、

意外と彼女、イイ人なんだろうなって。


我を通すより、みんなのこと考えちゃう人なんだろうな、って。


なんとなく、彼女の作品を見てて思う。



でも、映画はやっぱり、製作者の強烈な「我」が必要かもしれない。

そういうものしか、心を動かせないと思う。


だから、これは、やっぱり映画じゃないと思う。



あと、スピッツの曲も、使い方がちょっと変。

中途半端でとってつけたみたい。



でも、アリストテレスや物理学の話。

いくつかのエピソードには、理系な彼女が垣間見えたよ。
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by callingu2 | 2008-08-04 10:38 | ラブストーリー

恋愛睡眠のすすめ

やっぱり私は、ミシェル・ゴンドリーは好きなんだなあ。

あの、現実と夢が錯綜するポップな感じ。

でも、ちょっと病んでる感じ。


この作品もとてもかわいくて好きなんだけど、最後はよく分からなかったなあ。


クレイアニメーションぽいところとか、
1秒タイムマシンのくだりとか、
すごく好きなんだけどね。


夢の中に逃げるしかできない、半分以上病気の男性。

そして、「エターナル・サンシャイン」と同じこと言ってるよ。



「君を好きになる前の僕に戻してくれ」



恋というのは、ほんとうに、全部をめちゃくちゃにしてしまう。


だけど、やめることができない。
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by callingu2 | 2008-08-04 10:28 | ラブストーリー

サッド・ムービー

いい・・・

これ、いい映画・・・

韓国映画って、ときどきやってくれるよね。
ぐぐぐぐっときました。

最後の最後がちょっと納得いかなかったというか
やりすぎというか、そうは思ったけど、
全体的には、とてもよい。

本作は、4つの愛の物語が絡み合う。

どれもがサッド・エンディング。

最後は必ず別れが訪れる。



でも、人生におけるあらゆる出会いは
最後に別れを予定している。

それがどんなかたちだとしても、必ず。


それを受け容れる気持ちになれたとき
心はこんなにも穏やかになるのかと、そういうふうな素敵な映画。
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by callingu2 | 2008-06-29 23:47 | ラブストーリー

春の雪

屈折してますねえ。
屈折してます。

でも、こういうもんかもしれません。
若さって。

お金持ちのぼんぼんで育ちがよく、頭脳明晰、容姿端麗、冷静沈着。
そーんな主人公が、ある面ものすごく幼稚だったりするのは
結構リアリティがあり。
その幼稚さを指摘されて逆上する様も、
手に入らないと知って初めて燃え上がる様も。

そして、これまた箱入りのお嬢様。
一途なのはよろしいが、世間知らずでピュアすぎて
あぶなっかしくて、シリアスすぎる。

・・・というのも、「あると思います」(天津木村風)。

文学作品を映画化すると、台詞回しの不自然さがなんとも言えない感じ。
特に、オープニングの青年ふたりの会話は、違和感がきつい。

しかし、話が流れていくうちそれもあんまり気にならなくなって、
三島な世界に入っていくのですね。不思議と。

「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に あわんとぞ思ふ」

という和歌は、私にとっても一番好きな歌。
これだけは、百人一首で一番最初に憶えましたよ。

なんとも、切ない悲恋の歌です。

映画としては、まあ、きれいだし、いいんじゃない?と。
意外と竹内結子があんましきれいに見えなかったけど。

ブッキーはかわいく。
なぜに裸にサスペンダー?とか思ったけど。

この映画、よかったのはどこかなあと振り返ると、
一番最後の宇多田ヒカルの歌かもしんない。

あの歌、よいですね。

真っ白なエンドロールに流れる「Be My Last」。
この愚か過ぎる若さ、狂おしさ、そんなものをうまいこと昇華させてくれる感じでした。
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by callingu2 | 2008-05-16 16:49 | ラブストーリー
思わず。

過去の恋人との、「恋が始まった瞬間」をひとつひとつ振り返ってしまいましたよ。
どんな恋も、最初はなんともくすぐったく、ほろ甘く、ドキドキとして、あぶなっかしく。

あやういところで、距離を測って、押したり引いたり、様子を見たり。
近づいては離れ、触れてははぐらかし、笑っては視線をそらし、
見つめてははにかむ。

気恥ずかしくなりそうなほど、ただただ、恋が生まれる瞬間を追う映画。
時折、映画だと忘れそうなそこはかとないリアルさ。
もちろん、旅先で偶然出会うことなんて絶対ない美男美女どうしなんだけど。

ふたりの会話は、のっけから理屈っぽくて感傷的。
これを映画的だと感じるかもしれないが、
意外と、私、この女性(セリーヌ)に性格が近い気がするんだけど、
こういう話をのっけからした(できた)人っていうのは、
その後、恋愛関係になりやすい気がする。

セリーヌ自身言うように、
こういう話を受け容れてくれる人はそう多くない、って感じるからかなあ。

この、あてもない夜の彷徨い方がいい。
こういう夜が、恋の始まりには、あるものだよなあと思う。

でも、こういうのは、「始まり」だけにつきもので、
恋も本格的になると、そんな疲れる夜なんて、あえて送らないんだけど。

だから、こういう夜は、人生の中で、
何十回もあるわけじゃなく、恋が始まった回数分だけしかない。

作品は、終わり方もいい。
製作者が何を作りたかったがはっきりしている作品だと思う。
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by callingu2 | 2008-05-01 10:09 | ラブストーリー

好きだ、

石井寛の映画「好きだ、」を、DVDにて鑑賞。

17歳のふたりを、宮崎あおいと瑛太。
34歳のふたりを、永作博美と西島秀俊。

確かに、似てます。
キャスティングはどちらが先だったんだろう?

「好きだ、」という言葉の単純さ、重さ。

若いときには若いなりの難しさがあり、
大人には大人なりの難しさが。

たかがそんな言葉と言うのなら、
もったいつけずに言ってみろ。

そんなもったいない言葉と言うのなら、
ここぞというとき言わないでどうする。

と、思うんだけど。
思うだけじゃね・・・

何を怖がっているのでしょう。
それで失うのが怖いんでしょうか。
言っても言わなくても、失うときは失うのに。

自分の気持ちに自信がもてないのでしょうか。
どうして理屈で気持ちを定義しようとするのでしょう。

人の心というのは、最終的なところでは、
捉えようがなく、
確かめようがなく、
それは自分にとっても相手にとっても同じことで、
自分が不安なら相手も不安かもしれない。

だったら、せめて、
その潔さを、まずは自分から持つべきなのかなあと思ったり。

とにかくね、もう、駆け引きとか嫌だし。
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by callingu2 | 2008-04-07 01:12 | ラブストーリー