「日常と映画の関係」で記事にする前のおぼえがき的映画第一印象メモ。


by callingu2
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新入荷6

「シービスケット」

「夢駆ける馬ドリーマー」

「ピンクパンサー」
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by callingu2 | 2008-05-31 23:46

羅生門

ようやく観てみた名作シリーズ。
黒澤明の「羅生門」です。

やっぱり、さすが、すごくよくできてますね。

なによりも脚本がすばらしい。
洗練されています。

と、そもそも芥川龍之介の「藪の中」が原作で、
この原作がすばらしいミステリー作品だからなのだけれど。

一つの事件に対して、複数の証人たちが異なる証言をする。
いずれも人間の業の深さを感じる、グロテスクな展開。
そして、結局、真実は藪の中。
実に面白い!

映画としての面白さは、映像や音楽の迫力、役者たちの鬼気迫る演技。
作品全体のまとまりも簡潔で、一気に世界観に引き込まれ、
そのあと余韻がいい具合に続く。

名作は名作たる所以あると、常日頃思いますが、
こちらもはずしませんね。

哲学的でもあり、詩的でもあり、そしてまた、
エンタテイメントとして秀逸。

素直に面白かったです。
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by callingu2 | 2008-05-29 16:46

舞妓Hhaaaan!!!

このテの作品が2時間半!・・・ありえない!

前半はそれなりに楽しいが、
後半、惰性で疲れてしまうのは、案の定。

くだらない。

言っておくけど、私はくだらないことが大好きだ。
くだらない映画も大好きだ。

しかし、この映画はくだらなくて、つまらない。

いや・・・その・・・
完全につまらないわけではないんだけど。

でも、やっぱり、なんか疲れちゃうっていうか。
詰め込みすぎなのかな?
反復が多すぎる気がするし。

これが1時間半の作品で、余計なものをカットしていったら、
きっと面白かったと思うのよ。それなりに。

うん。
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by callingu2 | 2008-05-22 16:10 | コメディ
ハリー・ポッターシリーズは、とりあえずおさえとこ、という感じで、
特別好きなわけではない。
映画としては正直、退屈で、
ここぞのはずのクライマックスシーンで、睡魔に襲われる始末。

が。

私は英国の児童文学、つまり、
メアリー・ポピンズだったり、プーだったり、
ドリトル先生だったり、アリスだったりという、
ちょっと不思議な世界観の物語が大好きで、
その点、ハリー・ポッターもそのジャンルに入るわけで
したがって、ハリー・ポッターは私好みの世界観だ、と言える。

原作は、一作目の「賢者の石」だけ読んだけれど、
まあまあ、という印象だった。
けれど、それが映画化されたものを観ると、
原作以上に「これぞ英国児童文学!」な感じがする。

特徴を挙げるなら、

・皮肉な言い回し
・微妙にいじわるだったり、屈折していたりする登場人物たち(敵以外も含めて)
・意味がよく分からないがやたら複雑精巧なディティール

なんですな。

これは、本当に英国児童文学独特なんです。
要は、子供向けなのに「毒がある」。
アメリカの児童文学はもっと素直な感じがするし勧善懲悪感も強い。
フランスの児童文学は哲学性が強い。
日本の児童文学はモチーフが日常的で現実的。

この、「毒がある」感じが、すごくうまく表現されているんですね。
ストーリーというか脚本はだめだけど、映像と演出はすばらしい。

私にとって、もはやハリー・ポッターは、ストーリーとかどうでもよくて、
登場人物にも特段感情移入できなくて、
単に、私の大好きな毒々しい英国文学的世界観に浸れる「ムード映画」みたいな感じで。

いわば、ビデオクリップ的位置づけ。

魔法世界につながる電話ボックス型エレベーターの昇降シーンなんて、身震いがします。
あるいは、ダーズリー一家の理不尽なまでのいじわるさなんかに、萌えちゃいます。

話は、ほとんど憶えてません。あんまり理解もしてません。
でも、映像はファンタスティックなのです。
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by callingu2 | 2008-05-22 14:45

新入荷5

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」

「舞妓Haaaan!!!」

「羅生門」


いつもながら、系統不明のセレクション。
まあ、これがポリシーなんですが。

なんでも見る、食わず嫌いはしない、がモットー。

私にとって映画は、もはや娯楽を通り越した感があります。
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by callingu2 | 2008-05-19 15:52

春の雪

屈折してますねえ。
屈折してます。

でも、こういうもんかもしれません。
若さって。

お金持ちのぼんぼんで育ちがよく、頭脳明晰、容姿端麗、冷静沈着。
そーんな主人公が、ある面ものすごく幼稚だったりするのは
結構リアリティがあり。
その幼稚さを指摘されて逆上する様も、
手に入らないと知って初めて燃え上がる様も。

そして、これまた箱入りのお嬢様。
一途なのはよろしいが、世間知らずでピュアすぎて
あぶなっかしくて、シリアスすぎる。

・・・というのも、「あると思います」(天津木村風)。

文学作品を映画化すると、台詞回しの不自然さがなんとも言えない感じ。
特に、オープニングの青年ふたりの会話は、違和感がきつい。

しかし、話が流れていくうちそれもあんまり気にならなくなって、
三島な世界に入っていくのですね。不思議と。

「瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に あわんとぞ思ふ」

という和歌は、私にとっても一番好きな歌。
これだけは、百人一首で一番最初に憶えましたよ。

なんとも、切ない悲恋の歌です。

映画としては、まあ、きれいだし、いいんじゃない?と。
意外と竹内結子があんましきれいに見えなかったけど。

ブッキーはかわいく。
なぜに裸にサスペンダー?とか思ったけど。

この映画、よかったのはどこかなあと振り返ると、
一番最後の宇多田ヒカルの歌かもしんない。

あの歌、よいですね。

真っ白なエンドロールに流れる「Be My Last」。
この愚か過ぎる若さ、狂おしさ、そんなものをうまいこと昇華させてくれる感じでした。
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by callingu2 | 2008-05-16 16:49 | ラブストーリー
おしゃれラブコメになりえない、なんとも言えんタイトル。
主演がジェニファー・アニストンだし、B級感がたっぷり。

ところが、さりげなくケビン・コスナーなんていう大物が出てたり、
シャーリー・マクレーンやミーナ・スヴァーリなんていう面白キャラも出てて結構注目。

それにしても、シャーリー・マクレーンって
ちょっといじわるでイッちゃってる婆さんやらせると右に出るものがない。
かつてはコケティッシュでキュートな人気女優だったわけだけど、
その見る影なしがすごい。

それにしても、ミーナ・スヴァーリって
「アメリカン・ビューティ」以降、姿を見なかった気がしたんだけど、
本作で「あ、ミーナ・スヴァーリだ!」って思ったくらいなので
彼女の「アメリカン・ビューティ」における存在感は立派なものだったんだろうと思う。
あいかわらずブロンドのお馬鹿なカワイ子ちゃん役で、
あのロリロリな顔立ちがそんな役ばっかり引き寄せることに
本人は一番不満をもっているに違いない。
そんな彼女も、もう29歳だそうです。時の流れは速いね。
本作のミーナは、「アメリカン・ビューティ」のときより
華奢でスタイルよく見えてかわいかった。

で、監督はなにげにロブ・ライナーだったりして。
この、イマイチな脚本をそれなりにまとめたあんたはエライ。

まずですね。
たとえば、「結婚したら人生終わり」っていう発想。

これ、本気で思っている女性ってそんな多いのでしょうかね?
世の中、晩婚化が進んでいて、それが問題視されたりもしていますが、
そこでよく、結婚に夢をもてない人が増えているとか、
独身が楽しすぎて結婚しない傾向とか、
んなことが言われてるんですが。

でも、晩婚化現象に加担しちゃってる負け犬の私に言わせてみれば、
それ、どこ情報?って思う。
全然リアリティないし。
よくある「テレビゲームが殺人犯を作る」みたいな安直さに近い。

世の未婚女性の99%は結婚したいって思ってますよ。
ただ、結婚に対して妥協できる女性が昔に比べて減っただけ。
それは独身が楽しすぎるからじゃなく、
結婚したら人生おしまいと思うからでもなく、
「どんなにイマイチな相手でも、結婚しないより結婚した方がまし」という
従来の女性にあった観念が絶滅しかけてるから。

だと思う。私は。

結婚に夢をもてない人が増えたんじゃなく
逆に、結婚に夢をもちすぎる人が増えた、という方が正しい。
死活問題に近い経済的理由のために結婚しなくてもいい世の中になったからこそ、
経済的なもの以外への期待が高まる、
あるいは、人によってはさらなる経済的メリットを求めるわけで。

昔の人はきっと、結婚に夢なんかもってなくて、もつだけ無駄だったんだと思う。
篤姫もそうじゃないですか。
うちのおばあちゃんもはっきりそう言ってたし。

今は、女も結婚しなくたって、なんとか生きてく手段があるからね。

で、この映画でよかったなと思ったのは、
結婚の対極に「燃えるような恋愛」をもってきていること。

そう、つまり、
「燃えるような恋愛=真実の愛=結婚」という、
いかにも現代の未婚男女が陥りがちな発想に疑問を投げかけている点。

映画って、大体そうじゃないですか。
いつも「燃えるような恋愛」が「平和な結婚」をぶちこわす。

あらゆる映画や、あらゆるテレビドラマが安直に真似しちゃっている、
結婚式中の教会の扉を叩く「エレーイン!」というやつ。

私、昔から映画「卒業」には白けちゃう、
というか、あの映画自体はいいんだけど、
「あー、これこそ若気の至りだなー」って思っちゃうところがあって。
燃えるような恋愛の顛末、たぶん、あのふたりは破局するんだろうな、と思う私。

で、きっと、そう思ってる人は意外といるんでしょうね。
だから、この「迷い婚」という作品が生まれた。

映画「卒業」のその後、という設定なんですね、これ。
厳密に言うと違うけど。まあ、そういうこと。

で、真実の愛っていうのはそういうもんじゃないんだよ、と。

あのねえ。わたしねえ。
三十路過ぎて、最近、すっごいこれよく分かるようになったから。

私には、燃えるような恋愛なんて、もう必要ないです。
そんなもんいらん。

本作内では、「人生は築くものだ」というコメント。
「何をするかではなく、誰とするかが大事」、
「結婚は親友とするのが一番いい」とも。

ロブ・ライナーは昔からそういう作品が多いかも。

「恋人たちの予感」では、まさに親友どうしが結婚に至るまでを描き、
「ストーリー・オブ・ラブ」では、恋愛の末に結婚した夫婦が倦怠期を迎え離婚を話し合う過程を描き、
いずれも、最後に、当たり前の日常の大切さに気づく、的な。

まあ、本作の出来は、やっぱりB級的なんだけど。

近頃のロブ・ライナー作品は、見る気にさえならないものが多かったけど、
ただいま公開中の最新作が見たくなりましたね。

「最高の人生の見つけ方」、モーガン・フリーマンとジャック・ニコルソン、
こっちは佳作の匂いがするじゃなーい?
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by callingu2 | 2008-05-13 14:39 | ラブコメディ

ラッキーナンバー7

原題は、Lucky Number Sleven。
このタイトルにはなにげにヒントが入っていたりして。

久々に観たサスペンス。
(あ、ディパーテッドもサスペンスか?)
実は、サスペンスっていうのが一番好きな映画ジャンルなんじゃないかと。
でも、当たりはずれも激しいのがこのジャンルの特徴。
したがって、私の見る目も厳しいよん。

で、本作は・・・・・・・・・・うーむ、まあ、可もなく不可もなくかな。

ブルース・ウィリス、ジョシュ・ハートネット、モーガン・フリーマン、スタンリー・トゥッチ、
結構豪華な配役だと思うけれど、
ルーシー・リューの存在が、なぜか、なぜなのかマニアックな印象を与える。

「カンパニー・マン」という、「CUBE」のヴィンチェンゾ・ナタリが監督した
ややマニアックなサスペンス映画があるんだけど、
それにもルーシー・リューがちょこっと似たような役どころ(実際はだいぶ違う)で登場してて
その印象とかぶっちゃうからかもしれない。
そういえば、「カンパニー・マン」も「ラッキーナンバー7」も
ちょっとだけサイバーで無機質な映像が多いっていう共通点がある。

それにしても、あの、白人のアジア女性に対する妄想に近い執着はなんだろね?と思ったり。

ルーシー・リューのしゃべり方がやけに甘ったるかったり、
妙にgirlyなファッション(白シャツにベストにチェックのミニスカなんていうスクールガール風)してて
顔に似合わなかったり、
そういうのも、きっと、全部、白人の妄想だ。そうにちがいない!

私も、アメリカ行けばもてまくるかな?

まあ、それはいいとして。
映画の本筋で言うと。

後半30分もかけて種明かし。
前半にヒントが足りなすぎるように感じるのは、
伏線が少ないというより若干無理があるからじゃないかと。
登場人物たちの性格設定がはっきりしていないというか、不自然というか。
プロットの矛盾というより、人間心理の矛盾。かな。
そういうのは、なんていうか、サスペンスとして、映画として二流かなあ、と。

真相が分かったときに、「あー、だまされた!」とか
「あー、そういうことかー!」とか
そういう爽快感がほしいんだけど、
本作の場合、「それ、わざとわからんようにしてるやん」とか
「もしそういうオチなら、前の方の○○な態度は変でしょ」とか
根源的なツッコミを入れたくなる。

ドラマの「24」とかもそうなんだけど、
あれは連続テレビドラマだからある意味許されちゃってる気がして、
たった2時間の映画の中で、登場人物の性格が破綻してどうする、という気が。

テーマとしては、ちょっと「スリーパーズ」を思い出す感じもしたな。

面白くないことはないが、期待ほどではない。
まあ、ハッピーエンドであって、それだけはよかった。
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by callingu2 | 2008-05-13 11:27 | サスペンス

新入荷4

「春の雪」

三島な世界を、妻夫木君と竹内結子でどんな感じに?


「迷い婚」

もしも自分の母が「卒業」のヒロインのモデルだったら。。。
という、ジェニファ・アニストン主演映画。
駄作の可能性も高いが・・・


「ラッキーナンバー7」

サスペンス映画が観たくなったので。
わりと評判もよいので。
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by callingu2 | 2008-05-09 10:58

ドリームガールズ

うーん・・・・・・・・・
ミュージカル映画にしないほうがよかったのでは?

確かに、ステージのシーンはどれもよかった。
NYCでアポロシアターに行かなかったことを後悔するくらい。

でも、ステージ以外でのミュージカルシーンがいただけない。

不自然で乗り切らない。

私、基本的にミュージカル映画は大好きなんだけどな。
本作には、「シカゴ」や「クレイドル・ウィル・ロック」
「オペラ座の怪人」「ムーランルージュ」にあるような
ワクワクドキドキが・・・ない!!!

この作品は、結局、主要キャラしか歌わないわけで、
ミュージカル映画って、そこらへんのおっさんとか
端役やエキストラが突然歌い出して
独特な世界観を作るのが楽しかったりするんだけど、
そういうの一切ないしね。

しかも、準主役のジェイミー・フォックスが、
全然歌ってないしさ。
あんた、全然、口開いてないから!

ジェニファー・ハドソンの存在感は確かに素晴らしいです。
主役は彼女ですな。

130分あるんだけど、途中でちょっと飽きちゃった。
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by callingu2 | 2008-05-06 10:13